昨年のオフ、ロサンゼルス・レイカーズはカーメロ・アンソニーやレブロン・ジェイムス、ケビン・ラブといったスターFA選手の獲得にことごとく失敗した。

一説では多くのFA選手がコービー・ブライアントと共にプレイすることを拒んでいるともされており、それがスター選手獲得失敗の要因になっているとも噂されているが、レイカーズのミッチ・カプチャックGMはまったくお構いなしだ。カプチャックGMのコメントをESPNが伝えている。

「そのような理由でここに来ない選手を我々は必要としない。チャンピオンシップ勝利を求め、ハードワークする彼のような男のためにプレイしたくないなら、ここに来るべきじゃないよ。他のどこかに行くべきだ」

そう話すカプチャックGMだが、ブライアントの契約がレイカーズの再建を遅らせているのは明らかだ。

それに加え、カプチャックGM自身がブライアントの来季限りでの引退を予見しているのだから、ブライアントにこだわる発言をすべきではないだろう。

ブライアントにかつてのような支配力はない。

そのうえ、かつてのようにボールを独占するスタイルは変わっておらず、現状だと獲得したスター選手がボールが回ってこないことに不満を抱いてしまう可能性がある。

一方で、ブライアントの存在だけでなく、レイカーズのフロントの力不足もドアマットに沈んでしまった大きな要因であることを認識すべきだろう。

カプチャックGMをはじめ、レイカーズのフロントには外に対する辛辣な発言ではなく、チームの将来を照らしてくれるような、ファンに希望を持たせてくれるような発言と行動を期待したい。