スティーブ・カーHCが近年のNBA選手に怒り?
ゴールデンステイト・ウォリアーズを指揮するスティーブ・カーHCは、選手としてだけでなくヘッドコーチとしてもNBAチャンピオンに輝いた実績を持つ稀有なひとりだ。
マイケル・ジョーダンやステフィン・カリーなど偉大なNBA選手たちと共に過ごしてきたカーHCは、近年のNBA選手は基礎ができていないと感じているのかもしれない。
カーHCによると、今のNBA選手たちはスキルレベルがアップした一方で、いくつかの基礎ができていないという。
先日のの試合でミネソタ・ティンバーウルブズが57リバウンドを記録したのに対し、ウォリアーズが34リバウンドに終わったことを受け、カーHCは以下のように指摘。ESPNが伝えている。
これが近年のNBAだ。
選手たちはボックスアウトしない。
そういうことだ。
リーグパスで毎晩同じことを見る。
選手たちはウィーグサイドから侵入を許してしまっている。
「リバウンドを取れればいい」とだけ思っているんだ。
これはNBAに蔓延している病気のようなものさ。
選手たちのほとんどは、高校と大学時代にコーチから怒鳴られたことがないのだろうね。
今の選手たちのスキルは、最高のものに仕上がっていると思う。
私も選手たちのスキルレベルには驚かされている。
だが、小さなことができていない。
例えば、トランジションの時に急いでバックコートに戻るということだ。
ひとりの選手がコートを駆け上がり、相手選手たちを置き去りにしてレイアップを決めるシーンを毎晩テレビで見る。
我々もやってしまっているし、すべてのチームがやってしまっている。
もし25年前にやっていたら、コーチは君をコートから出し、二度とプレイさせなかっただろう。
今は誰もがそれをやってしまっている。
だが、コーチとしては選手全員をコートから出すわけにはいかないからね。
NBAのボックスアウトは、大学のボックスアウトや高校のボックスアウトとは違う。
NBAでは相手の位置を確認し、相手の胸に手や前腕を当て、他の選手たちにボールを追わせることが重要だ。
どんなポゼッションでも、どんなショットでも関係ない。
相手に身体をぶつけるという意識が重要なんだ。
カーHCによると、2連敗中のウォリアーズが努力を怠っているわけではないが、フィジカルにボールを追うという努力については欠如しているという。
「リバウンドを制す者はゲームを制す」という言葉はもはや死語になりつつあるものの、リバウンドの重要性は今も昔も変わらない。
カーHCの厳しい言葉は、多くのバスケットボール選手たちに気づきをもたらすことだろう。
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オールスターいないと何もできない短気なアホが今度は老害発言か