NBAが代替選手の強制追加を議論?
ここ最近のNBAでは、健康と安全プロトコルにより離脱する選手やスタッフが急増している。
深刻な人手不足に陥っているチームも少なくなく、そのようなチームはNBAのハードシップ例外条項を利用して10日間契約で選手を補填しているわけだが、今後はそれでも間に合わないケースが発生する可能性も否定できない。
そのような状況を受け、NBAは特例措置を検討しているようだ。
ESPNによると、ハードシップ例外条項はチーム側が申請することとなっているが、現在議論されている特例措置では健康と安全プロトコルにより離脱する選手が2人になると10日間契約の選手をひとり、3人になるとさらにひとり、4人になるとさらにひとり加えるようにNBA側から要求するという。
プレイできる状態の選手がロスターに8人以上いない場合、試合を行うことはできない。
NBAとNBAチームのオーナーたちは「シーズンの中断や延期を避けるために何でもやる」ことで合意しており、今回議論されている特例措置はそのためのひとつと見られている。
これまで代替選手の追加を拒否するチームもあったというから、NBAとしては半強制的に代替選手をロスターに加えさせ、試合の延期を未然に防ぎたいところだろう。
また、代替選手のサラリーについてはチームのサラリーキャップやラグジュアリータックスにカウントしないと報じられている。
なお、この特例措置を実施するためにはNBPAとの合意が必要であり、NBAは現在NBPAと議論しているとされている。
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