NBAがロードマネジメントの有用性がないことを認める「怪我や疲労との関連性は認められない」
近年のNBAでは、多くのチームが主力選手の負担を軽減するためにロードマネジメントを取り入れている。
NBAはそれを懸念し、今季からNBAスター選手を対象にロードマネジメントの適用範囲を決定。
だが、これはあくまで最初のステップであり、将来的にはロードマネジメントそのものをなくそうとしているのかもしれない。
NBAのバスケットボールオペレーション部門副代表を務めるジョー・デュマースによると、ロードマネジメントに有用性がないことがデータで明らかになったという。デュマースのコメントをhoopsrumors.comが伝えている。
以前は選手を試合を休ませる必要があることがデータで示されていた。
それが彼らの欠場を正当化していた。
だが、我々はデータをさらに蓄積し、選手の休養や欠場に怪我や疲労との関連性がないことが分かった。
データが示しているのは、バック・トゥ・バックの2日目ではそれほど効率的ではないということだ。
もちろん全員が82試合プレイすることはないだろう。
だが、全員が82試合プレイしたいと思うべきだ。
我々は今、その文化を再び確立しようとしている。
NBAはメディアとの新たな契約を控えている。
NBAスターたちの欠場は視聴率に影響を及ぼしてしまう恐れがあるため、メディアとしてはロードマネジメントの撤廃を求めたいところだろう。
デュマースはそれを踏まえたうえで発言したと見られているが、もしロードマネジメントに本当に有用性がないなら、ロードマネジメントの規制については今後ますます厳しくなりそうだ。