サンアントニオ・スパーズの名将グレッグ・ポポビッチは先日、NBAキャリア5年目を迎えているケルドン・ジョンソンをスターターから外し、シックスマンとして起用することを決定した。

スコアリングに定評あるジョンソンは二桁得点が期待できる貴重な選手だ。

ポポビッチHCによると、ジョンソンを今後長くセカンドユニットで起用する可能性があるというが、なぜ貴重なスコアリングオプションをファーストユニットから外したのだろうか？

ポポビッチHCはその理由について質問されると、次のように答えたという。clutchpoints.comが伝えている。

セカンドユニットを少し強化したかっただけだ。

そうすることでビクター（・ウェンバンヤマ）とデビン（・バッセル）にもう少し集中することができる。

ポポビッチHCによると、今後もラインナップに手を加える可能性があるという。

ウェンバンヤマはNBA史上最も偉大な選手になる可能性がある超有望株だ。

だが、十分にボールを持てないことで成長が滞ってしまう恐れがある。

実際にウェンバンヤマにボールが回らないケースが多々見られたため、ポポビッチHCもそれを懸念していたのかもしれない。

なお、ファーストユニット復帰の可能性について質問されたジョンソンは、次のように答えた。

分からない。

僕はただすべての試合に照準を定め、準備するだけだ。

だから、もしそのラインナップに復帰するとしても、準備はできているよ。

必要なことであれば、どんなことだってやれる。

それに関して僕にエゴはない。

チームがやらなければならないと感じてやったことだ。

そのためなら、僕は喜んで犠牲になる。

悪い感情は持っていない。

彼らに「ラインナップの変更を検討している」と言われた時、僕は「OK、君たちを信頼している」と伝えた。

必要なことなら何でもやるつもりだ。