ドレイモンド・グリーンがケビン・デュラントの発言を振り返る「最初はすごく腹が立った」
ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンがNBAから無期限の出場停止を命じられた時、NBABファンはもちろん選手たちからもさまざまな声が挙がった。
フェニックス・サンズのNBAオールスターフォワード、ケビン・デュラントは、ウォリアーズ時代のチームメイトであるグリーンが現チームメイトのユスフ・ナーキッチにパンチを見舞った後、「あれは正気の沙汰でなかった。NBAの試合で一度も見たことがない」、「彼には助けが必要だ」、「僕が彼の周りにいた時、もしくはリーグに加わった時、彼はあんなことをする人間ではなかった」などとコメント。
デュラントのその言葉は、グリーンに届いていたようだ。
グリーンによると、デュラントの言葉を聞いた当初は怒りの感情が込み上げたという。グリーンのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
ケビン・デュラントはこのようなことを言っていた。
「僕が彼と一緒にいた時、彼はそういう人間ではなかった。彼が助けを得られることを願っている」とね。
それを聞いた時、僕は本当に腹が立った。
彼の発言を深く掘り下げ始めた。
ちょっと待て。
自分の何を世間に知ってほしいんだ?
僕は自分自身のことを考えた。
世間は僕が2017年から変わっていないと思っている。
そうではない。
僕は2017年のドレイモンドではない。
率直に言って、僕はその過程における成長と変化を誰にも見せていない。
それには僕なりの理由がある。
君たちも知っての通り、僕たちは常に注目される生活を送っている。
それからケビン・デュラントの言葉を振り返った。
自分自身と向き合いながら、世間に僕がどんな人間なのか知ってほしいと思うようになった。
ケビンの発言を正しく読み解けば、彼は基本的にそのことを分かっていた。
それから、彼は助けについて話をしていた。
僕は「なぜ助けが必要なんだ?」と思っていた。
その後、別のレンズを通して考えると、助けが必要ということをネガティブに考えるべきではないと思った。
もしかしたら僕は15年前と変わらないマインドで世間の話を聞いているかもしれないと思ったんだ。
グリーンは成長と変化の過程を世間に見せていなかったことを認め、今後は人々を導くことを課題にして取り組んでいくという。
グリーンはおそらくアンガーマネジメントも学んだと思われるが、その成果が出ることを期待したいところだ。
なお、コンディショニングを再開したグリーンは5on5のスクリメッジに復帰したと報じられた。