ウォリアーズの元GMが考えるNBAタイトル獲得のために必要な選手とは?
ゴールデンステイト・ウォリアーズをゼネラルマネージャーとして牽引し続けたボブ・マイヤーズは、現在ESPNでアナリストとして働いている。
ウォリアーズのNBAタイトル4度獲得に貢献したマイヤーズは、NBAチャンピオンになるための要素を理解しているのかもしれない。
現在33勝22敗でイースタン・カンファレンス4位のニューヨーク・ニックスと、同じく33勝22敗でウェスタン・カンファレンス6位のニューオーリンズ・ペリカンズの状況について質問されたマイヤーズは、次のように答えたという。hoopsrumors.comが伝えている。
ニックスはイーストのペリカンズだと思う。
すごく層が厚い。
優れた選手が多い。
だが、偉大な選手が欠けている。
プレイオフに進出したら、9番目や10番目の選手は重要ではない。
ウォリアーズがチャンピオンになった時、我々のベンチのスコアリングがどうだったか知っているかい?
リーグで27位、28位、29位だったんだ。
誰がスコアリングしたか知っているかい?
4000万ドル稼ぐ男だ。
3000万ドル稼ぐ男だ。
ニックスにはNBAオールスターのジェイレン・ブランソンとジュリアス・ランドルがいる。
ペリカンズには今季NBAオールスター選手はいないものの、NBAオールスターに選出された実績を誇るザイオン・ウィリアムソンとブランドン・イングラムがいる。
だが、彼らはステフィン・カリーやレブロン・ジェイムスのようなNBAを代表するスーパースターではない。
NBAの歴代チャンピオンを振り返ってみると、ほとんどのチームにNBAを代表するスーパースターが在籍しているため、ニックスとペリカンズがNBAタイトルを勝ち取るにはスーパースター獲得が不可欠と言っても過言ではないのかもしれない。
なお、1999-2000シーズン以降のNBAチャンピオンとファイナルMVPは以下の通りとなっている。
年 | 優勝チーム | ファイナルMVP |
---|---|---|
2000 | ロサンゼルス・レイカーズ | シャキール・オニール |
2001 | ロサンゼルス・レイカーズ | シャキール・オニール |
2002 | ロサンゼルス・レイカーズ | シャキール・オニール |
2003 | サンアントニオ・スパーズ | ティム・ダンカン |
2004 | デトロイト・ピストンズ | チャウンシー・ビラップス |
2005 | サンアントニオ・スパーズ | ティム・ダンカン |
2006 | マイアミ・ヒート | ドウェイン・ウェイド |
2007 | サンアントニオ・スパーズ | トニー・パーカー |
2008 | ボストン・セルティックス | ポール・ピアース |
2009 | ロサンゼルス・レイカーズ | コービー・ブライアント |
2010 | ロサンゼルス・レイカーズ | コービー・ブライアント |
2011 | ダラス・マーベリックス | ダーク・ノビツキー |
2012 | マイアミ・ヒート | レブロン・ジェイムス |
2013 | マイアミ・ヒート | レブロン・ジェイムス |
2014 | サンアントニオ・スパーズ | カワイ・レナード |
2015 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | アンドレ・イグダーラ |
2016 | クリーブランド・キャバリアーズ | レブロン・ジェイムス |
2017 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | ケビン・デュラント |
2018 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | ケビン・デュラント |
2019 | トロント・ラプターズ | カワイ・レナード |
2020 | ロサンゼルス・レイカーズ | レブロン・ジェイムス |
2021 | ミルウォーキー・バックス | ヤニス・アンテトクンポ |
2022 | ゴールデンステイト・ウォリアーズ | ステフィン・カリー |
2023 | デンバー・ナゲッツ | ニコラ・ヨキッチ |