ボリス・ディアウもジョエル・エンビードに恨み節「彼はフランスのためにプレイしたいと言っていた」
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのNBAオールスタービッグマン、ジョエル・エンビードは、カメルーン、フランス、アメリカの中から代表チームを選ぶことができた。
出身地のカメルーン、親族が多く暮らすフランス、現在家族と暮らしているアメリカの中からエンビードがどこを選ぶか注目が集まったが、エンビードは息子のためにチームUSAの一員としてオリンピック出場を目指すことを決断。
一方、フランスバスケットボール連盟の幹部たちはエンビードの決定に不満を持っているようだ。
元NBA選手で、現在フランス代表のゼネラルマネジャーを務めているボリス・ディアウによると、エンビードは彼らに対し、NBA2021-22シーズン中から何度もフランス代表入りの希望を知らせてきたという。
ディアウはエンビードについて次のようにコメント。hoopshype.comが伝えている。
ジョエルは僕たちのところに来て、こう言っていた。
「国際バスケットボールでプレイしたい。勝ちたい。フランスのためにプレイしたい」とね。
彼はフランス代表の一員として勝つことを望んでいた。
だから、我々は彼の話を聞いたんだ。
また、フランスバスケットボール連盟の会長を務めるジャン・ピエール・シウタは失望をあらわにし、次のように語っている。
彼がいるチームUSA。
どのチームが彼らを倒すことができるんだ?
誰も彼らを倒せない。
彼にとってオリンピック金メダルを獲得するイージーなやり方だ。
一方、エンビードの広報担当はディアウGMとシウタ会長に反論し、「フランス側が彼を積極的に獲得しようとしなかったからだ」と主張した。
フランスはエンビードを獲得できた場合、エンビード、ミネソタ・ティンバーウルブズのルディ・ゴベア、サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマをスターターとして同時起用し、ビッグラインナップで戦う構想を立てていたという。
怪我で離脱中のエンビードがパリオリンピックに出場できるかはまだ分からないが、もし出場できた場合、フランスでブーイングを浴びることになりそうだ。