スティーブ・ナッシュがヘッドコーチ時代を振り返る「選手たちといられるのは試合前などの5分間だけだった」
NBAレジェンドのスティーブ・ナッシュは今から約4年前、ブルックリン・ネッツのヘッドコーチに就任した。
当時のネッツはケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェイムス・ハーデンを擁するいわゆるスーパーチームだったが、彼らは結果を残すことができなかった。
その理由のひとつはコミュニケーション不足だったのかもしれない。
ナッシュによると、選手たちと一緒にいられたのは試合前、ハーフタイム、試合後の5分間だけだったという。
ナッシュは当時を振り返り、次のようにコメント。larrybrownsports.comが伝えている。
驚いたことがあった。
コーチをしていた時、チームで過ごす時間がほとんどなかったんだ。
選手たちと一緒にいられたのは試合前、ハーフタイム中、試合後の5分間だけだった。
チームに向けて話ができたのは、その時だけだった。
僕は選手ひとりひとりと繋がりを持ちたかった。
文化と環境を築くことが重要であり、そうすることで人々がベストを尽くせると信じることができる。
彼らが最高のバージョンにになることを望んでいると感じなければならないんだ。
ナッシュは就任3年目を迎えると、わずか7試合を消化した時点で解雇された。
当時はアービングとの関係悪化が噂されていたが、個性の強いスーパースターたちとマネジメントするのは相当難しかったのかもしれない。
なお、ナッシュは先日、ヘッドコーチとして働く考えはないことを明かした。