JJ・レディックHCがNBAに提言「ラスト2分間レポートはやめるべき」
NBAは試合の翌日、オフィシャルのコールが適正だったか不適正だったかを明らかにするためにラスト2分間レポートを発表している。
ほとんどのコールとノーコールは「適切」と判断されているものの、致命的なミスが明らかになることも少なくない。
NBAはオフィシャリングの透明度を高め、レフェリーに責任を持たせるためにラスト2分間レポートを始めたというが、ロサンゼルス・レイカーズのJJ・レディックHCによると、NBAはラスト2分間レポートを廃止すべきだという。
レディックHCはラスト2分間レポートについて次のようにコメント。lakersnation.comが伝えている。
スポーツには常に人間の要素がある。
レフェリーは我々のスポーツにおいて大きな部分を占めている。
彼らは我々と同じように人々に評価され、内部で精査されている。
もし我々が良い試合をしたとしても悪い試合をしたとしても、その翌日はチームと一緒に映像で確認し、話し合い、問題点を修正しなければならない。
レフェリー協会の中でもその作業が行われているんだ。
人間の要素は常にある。
テクノロジーの進歩により、人々は細かいところまで見ることができるようになった。
そのため、レフェリーにとってはより難しくなっているんじゃないかな。
正直言うと、僕はラスト2分間レポートが嫌いだ。
やる必要はないと思う。
リーグが「正しい判定だった」と言う時があるが、リプレイを17回見てもそれが正しいとは思えないこともある。
ラスト2分間レポートは何になるんだ?
(タイリース・)マキシーのトラベリングが話題になったが、第2戦で彼のユニフォームがインバウンドプレイの時に引っ張られたのはどうなんだ?
あれはファウルがコールされるべきだった。
そして、リーグはラスト2分間レポートで「ジョシュ・ハートがタイリース・マキシーにファウルした」と発表した。
誰も驚かない。
透明性を確保するためにやっているのだろうが、それで問題は解決するのか?
シクサーズのファンが納得すると思うか?
リプレイが試合を遅らせることがある。
だが、僕は試合中のリプレイを気に入っている。
公平だと思うし、リプレイはやるべきだ。
リプレイでひとつのプレイを確認している間に、明らかに他のところでファウルが起こっている時がある。
だが、それがリプレイの対象外となることもある。
その点を改善できるかは分からないが、調整はできるんじゃないかな。
NBAはチャレンジルールに調整を加え、アウト・オブ・バウンズのコールでコーチズチャレンジが行われる場合、「ボールが誰に触れてコートの外に出たか」だけでなく、そのプレイにおいて「ファウルがコールされるべきだったかどうか」についても確認できるようにした。
おそらく今後も調整していくだろうが、ラスト2分間レポートについてはレディックHCの主張にも一理あるのかもしれない。