アダム・シルバーがクリッパーズの疑惑の調査に意欲「必ず真相を突き止める」

ロサンゼルス・クリッパーズ、スティーブ・バルマー、カワイ・レナードがサラリーキャップの問題を回避するために不正行為に及んだ疑惑について、NBAは大手法律事務所と協力して調査を進めている。
クリッパーズとバルマーは「ルールに則っている」とし、不正はなかったと主張しているが、NBAコミッショナーのアダム・シルバーはクリッパーズ陣営の声明やメディアの報道には耳を貸さず、あくまで調査に集中しているようだ。
シルバーは現在進行中の調査について次のようにコメントしたという。fadeawayworld.netが伝えている。
カワイの契約の中身については、僕は知らない。
いずれにせよ、我々は必ず真相を突き止める。
僕は弁護士だ。
適正手続を信じているし、公正さを信じている。
推定有罪からではなく、推定無罪から始める。
我々は事実に忠実に従うつもりだ。
シルバーによると、徹底的な調査が完了するまで関係者の話は聞かないという。
ここ最近はバルマーがアスピレーションに追加投資したことや、クリッパーズの共同オーナーであり、バルマーのハーバード大学時代のルームメイトであるデニス・ウォンもアスピレーションに投資したことなど、さまざまな情報が出ている。
CBAを根本から揺るがす問題になる恐れがあるだけに、NBAはこの疑惑を徹底的に調査し、もし事実であれば厳しい処罰を科すだろう。
なお、もし規則違反が明らかになった場合、NBAはクリッパーズに以下の処罰を下す可能性があると報じられている。
- クリッパーズに最大750万ドルの罰金
- レナードに最大35万ドルの罰金
- NBAドラフト指名権の剥奪
- バルマーとクリッパーズの関係者に最大1年間の資格停止、および1人あたり最大100万ドルの罰金
- レナードとクリッパーズの選手契約無効化、および彼らの再契約禁止
- レナードにアスピレーションから受け取った金銭の返還