NBA入りして数年経つが、サクラメント・キングスのデマーカス・カズンズは未だに気性の荒さが目立っている。

だが、間違いを認める器量はあるようだ。

昨シーズンに行われたサンアントニオ・スパーズ戦の試合後、カズンズはスパーズのブロードキャスターを務めていたショーン・エリオットと激しく口論。

元スパーズのエリオットだけに、スパーズ贔屓の発言になるのは仕方がないことなのかもしれないが、批判されたカズンズにとっては決して気持ちの良い発言ではなかったのだろう。

だがNBAプレイヤーとしてやってはならない行為であり、リーグはカズンズに出場停止処分を下していた。

そして、カズンズとエリオットは1年後に再会する。

先日のスパーズ対キングス戦の試合前、カズンズがエリオットに接近。

再び口論が起こるのかと思いきや、エリオットに1年前の件を謝罪し、和解したのだ。

エリオットはカズンズの行動について次のように話している。

「彼が近づいてくるのが見えてビックリしたよ（笑）。デマーカスは本当に誠実だった。感動したね」

今季も気性の荒さでNBAを騒がせているカズンズだが、少しずつ大人になりつつあるのだろうか？

キングスにとっては喜ばしいことかもしれないが、多くのNBAファンの楽しみのひとつがなくなるのも寂しい気がする。