“THE ANSWER”アレン・アイバーソン
先日、“THE ANSWER”や“A・I”の愛称で親しまれたアレン・アイバーソンが、NBAからの引退を表明した。
公表身長183cmと小柄ながら、卓越したクイックネスと得点能力でNBAを席巻し、NBAキャリアを通して得点王に4度輝いたアイバーソン。
現在のバスケットボール界で主流になっているバギーパンツは、バスケットボールの神様ことマイケル・ジョーダンから始まった。
ジョーダンのようにファッションスタイルにも影響を及ぼしたNBAプレイヤーはあまり多くないが、アイバーソンはそのひとりといえるだろう。
また、ストリートバスケットの華麗な技術を兼ね備えたアイバーソンは、コート上でもNBAファンを唸らせる数々のプレイを披露。
ジョーダンとのマッチアップでは、左右に揺さぶる切れ味鋭いクロスオーバーからジャンパーを決めて見せた。
このシーンはアイバーソンを語るうえで外せないプレイといえるだろう。
アイバーソンは1996年、NBA史上最も身長が低いドラフト1位選手としてフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団。
1年目から平均23.5得点を記録し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出された。
その後もNBAを代表するスコアラーとしてシクサーズに貢献したものの、2006年にデンバー・ナゲッツへ移籍。
2012-13シーズンの得点王、カーメロ・アンソニーととも得点を量産した。
2008-2009シーズンからデトロイト・ピストンズでプレイしたが、この頃からNBAキャリアが影を落としはじめる。
全盛期のようなプレイを見せることができず、2009年に1度目のNBA引退を表明。
同年11月にシクサーズの一員としてNBAに復帰したものの、出場機会にほとんど恵まれることなく、トロント・ラプターズを経て活躍の場をトルコリーグに移した。
NBAでの復帰を切望していたアイバーソンだが、叶うことなく現役引退を表明。
引退会見は後日行うとしているものの、現在のところ日程は発表されていない。
アレン・アイバーソンのNBAキャリアスタッツ
- 平均26.7得点
- 平均6.2アシスト
- 平均3.7リバウンド
- 平均2.2スティール
- FG成功率42.5%
- 3P成功率31.3%
- FT成功率78.0%
- オールNBAファーストチーム3回(1998-99、2000-01、2004-05)
- オール・ルーキー・ファーストチーム(1996-97)
- ルーキー・オブ・ザ・イヤー(1996-97)
- NBAオールスターMVP2回(2000-01、2004-05)
- シーズンMVP(2000-01)
- オリンピック銅メダル(2004)
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