トレード期限前にインディアナ・ペイサーズからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへトレードで移籍したダニー・グレンジャーは、シクサーズに対して契約のバイアウトを要求していた。

日本時間27日、シクサーズ側がバイアウトに合意し、ダニー・グレンジャーの次の所属チームが話題となっているようだ。

先日までマイアミ・ヒートとサンアントニオ・スパーズがグレンジャー獲得の候補として挙げられていたが、ここに来てロサンゼルス・クリッパーズの可能性が高くなった模様。

シクサーズのブレット・ブラウンHCは、グレンジャーについて次のように話している。

「彼は良い男だし、良い人間でもある。そしてとんでもなくすごい選手だ。彼は家族と自分自身のためにどうすれば良いのか知ってるし、それは我々とは違う考え方かもしれない。だけど、我々が彼を妬んだりすることはないよ。我々のすべきことはビジネスを成功させること、そして選手やスタッフをうまく扱うことなんだ」

グレンジャーの獲得が噂されていたヒートは、ここに来てミルウォーキー・バックスのカロン・バトラーに興味を持っていると報じられた。

ヒートは故障に苦しむドウェイン・ウェイドに休みを与える際、バトラーを起用したいという。

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ヒートがグレンジャーよりバトラー獲得に重きを置いているのには、2つの理由がある。

ひとつは、かつてバトラーがヒートに所属していたとき、ウェイドと共にプレイしていたということだ。

その当時からバトラーとウェイドは親しい友人関係にある。

そして、もうひとつの理由が2012年のNBAプレイオフ、グレンジャーがヒートの選手に対してハードファウルを仕掛けたことだ。

グレンジャーのファウルにヒートの選手はイラつき、レブロン・ジェイムスはこの時のグレンジャーの行為について「バカ」と言い放っている。

ただ、パット・ライリーがグレンジャーとの契約を優先させるなら、ヒートの選手たちは過去の遺恨を水に流し、うまくやれるだろう。

グレンジャーの次の所属チームは今後数日以内に決まる見込みだ。