昨年夏にブルックリン・ネッツへ電撃移籍したポール・ピアースは、ニューヨーク・ニックスとのライバル関係に燃え続けている。

今季開幕前から舌戦を繰り広げていたピアースとニックスだが、現時点ではネッツ優勢と見るべきだろう。

ところが、ニューヨークの新聞はニックスがフィル・ジャクソン氏と契約するという記事で賑わっている。

ニューヨークをネッツの街にすると意気込んでいるピアースにとって、決して気持ちの良いことではないはずだ。

ジャクソン氏がニックスのフロントに入り、巻き返しが期待されているが、ピアースはニックスに少しの輝きも与えたくないと考えている。

ジャクソン氏のニックス入りについて質問されたピアースは、「ニックスに関することは話さない。ニックスの質問はやめてくれ」とコメントしたという。

このコメントから、ピアースがニックスに対するライバル心を一切変えていないことが分かるのではないだろうか。

そして、この闘争心こそがピアースの真骨頂なのかもしれない。