ニックスはNBA王者ヒートの後を辿れるか?
フィル・ジャクソン氏がニューヨーク・ニックスのフロント陣に加わった際、やらなければならないことが数多くある。
そのひとつがエリート選手をチームに引き入れることだ。
これは、どの課題より優先して行われるべきだろう。
短期的ではなく、長期的に強いチームを作っていくためにも、ニックスの文化を変えていく必要もある。
それには長期の展望を視野に入れたヘッドコーチを加えることも重要だ。
ニックスの現ゼネラルマネージャーは、次のようにコメントした。
「フィルはニックスの勝利に貢献してくれるだろう。だが、大物FA選手は勝てると感じたチームに行きたいの考えるものだ。フィルはまずそれをしなければならない」
2010年夏、マイアミ・ヒートはレブロン・ジェイムスとクリス・ボッシュを獲得した。
それまでのヒートはパット・ライリー氏がヘッドコーチを務め、ドウェイン・ウェイドを中心としたチーム作りで2006年にNBAタイトルを獲得。
NBAでも有数の強豪チームとなっていた。
だからこそ、ジェイムスとボッシュはヒートへの移籍を決断したのだろう。
そして、ライリー氏はヒートのフロントオフィスで手腕を振るい続けている。
ライリー氏なしで今のヒートはあり得なかったのかもしれないのだ。
ジャクソン氏のニックス入閣後、まずはカーメロ・アンソニーの残留に尽力するのか、それとも他の大物FA選手の獲得に注力するのか注目したい。
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