今年の夏、ロサンゼルス・レイカーズはドラフトで将来有望な選手とオールスタークラスのFA選手獲得を目指している。

レブロン・ジェイムスやケビン・ラブらスター選手にはFAとなる可能性があるが、もしレイカーズがこの夏にFAスター選手を獲得できない場合、来季も苦しいシーズンを送らなければならないかもしれない。

レイカーズを長く牽引してきたコービー・ブライアントは来季限りでの引退が噂されており、もしFAスター選手を獲得できないなら、沈んだ船に乗ったまま引退しなければならないだろう。

そんな中、かつてレイカーズで一世を風靡したレジェンド、マジック・ジョンソンは、FAスター選手を獲得するようブライアントがレイカーズにプレッシャーをかけるべきと考えているようだ。ジョンソンのコメントをESPNが伝えている。

「コービーはジム（・バス）たちにこう言うべきなんだ。『オフにFA選手と契約しないなら、俺は来年プレイしない』ってね」

「（今季と）同じレベルのタレントでは同じ結果になってしまうだろうね。だからコービーはそう言ってプレッシャーをかけるべきなんだ。『何人かのスター選手と助けがあれば、レイカーズにとって素晴らしいシーズンになるし、俺の最後のシーズンも素晴らしいものになる。そしたら引退できるよ』と言えば良いのさ」

「NBAチャンピオンシップを勝ち取るという目標と夢を達成するためにいろんな人が彼（ジム）をサポートしようとしてるのに、彼は誰の意見にも耳を傾けない。彼が『OK、ミッチ（・カプチャックGM）。ショーを見せてくれ』って言えば、レイカーズはもっと良くなると思う。ミッチ・カプチャックは自分がやってることを理解してるからね。彼は素晴らしいし、賢い。一生懸命働くし、勤勉でもある。彼がチームを運営してくれれば、レイカーズのファンも良い気分になれると思うよ」

「スターFA選手と契約できなかったとしても、ドラフト指名権がある。スターFA選手を獲得して、かつドラフトで有望選手を獲得できれば、すぐに争えるチームに復活できるだろうね。もしグレートな選手と契約できなければ、それはもう終わりだよ」

これまでにも度々バスの手腕を批判してきたジョンソンだが、そろそろ堪忍袋の尾が切れる頃のようだ。

ジョンソンの言う通り、レイカーズの復興はこの夏にかかっているといっても過言ではないだろう。