フランチャイズワースト記録となるレギュラーシーズン17勝で昨季を終えたニューヨーク・ニックスは、このオフにロスターの補強を敢行した。

スタープレイヤーの獲得はならなかったものの、少なくとも昨季のロスターより厚みはあると見て間違いないだろう。

そんな中、fivethirtyeight.comが2015-16シーズンにおけるニックスの成績を27勝55敗と予想した。

昨季より勝ち星は10増えているが、完全復帰するカーメロ・アンソニーはこの予想に納得できないに違いない。

アンソニーはわずか27勝という予想について次のようにコメント。ESPNが伝えている。

「みんなが27勝を予想してるなら、もう笑うしかないよね。俺らはその予想をモチベーションに変える。俺は今のチームがどんなタイプなのか分かってる。問題はコートでまとまってプレイすることなんだ。みんなが予想してるより、俺らは良い成績を残すと思うよ」

まだトライアングルオフェンスは完成していないこともあり、ニックスが勝率5割を上回るのは難しいかもしれない。

だが、最低でも将来に光を感じられるようなパフォーマンスが求められるだろう。

なお、大手ブックメーカーのウィリアムヒルはニックスのタイトル獲得に201.00倍をつけている。

ニックスより倍率が低いチームは、シャーロット・ホーネッツ（301.00倍）、デンバー・ナゲッツ（301.00倍）、オーランド・マジック（501.00倍）、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ（501.00倍）、ミネソタ・ティンバーウルブズ（501.00倍）の5チームのみだ。