リック・カーライルHC「ルールの変化がスキルを向上させた」
マジック・ジョンソンやマイケル・ジョーダンたちが活躍した時代と比べると、NBAのルールは大きく変わった。
それに伴い、よりアップテンポなオフェンスを展開するチームが増え、アウトサイドゲームが主流となっている。
ダラス・マーベリックスを2008年から率いているリック・カーライルHCは、ルール変更によって高いスキルを持ったプレイヤーが生まれたと感じているようだ。カーライルHCのコメントをNorman Transciptが伝えている。
「高いレベルのスキルの新時代に入ったと確信してる。私が初めてリーグに入った時、ルールが変わった。ボールを持ってないプレイヤーに対して二人でディフェンスできるし、ルール内であればゾーンディフェンスもできる」
「当時はスコアリングがどうなっていくのか危惧されたものさ。ルール変更により、ボールムーブメントが増えたと思う。ボールムーブメントを増やさなきゃいけなくなると、すべてのプレイヤーはスキルを持たないといけなくなる。シュートを打てないプレイヤーには難しくなったのさ」
「ただ、ルールが変更されたのは、プレイヤー開発の文化を根本から変えるためだった。小学校や中学校、AAUのコーチは、シュートの重要性を理解しなきゃいけなくなったんだ」
「そして変わった。時間はかかった。だけど、アウトサイドショットを決めることができない4番の選手がいるチームはどれだけある?3Pが必要だと言ってるわけじゃない。アウトサイドショットが必要なんだ。(デリック・)フェイバーズはミドルレンジショットを打てる。(タージ・)ギブソンもミドルレンジショットを打てる。彼は時々3Pも打つよね」
カーライルHCが話したように、4番のポジションのプレイヤーにはアウトサイドショットが必須となっている。
また、ここ数年で3Pを打てる5番のプレイヤーも増えてきており、この流れはしばらく続くことになるだろう。
今の子供たちが大人になった時、また新たなスタイルのバスケットボールが誕生しているかもしれない。
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