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ジェレミー・リンの”リンサニティ”が短命だった理由とは?

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ジェレミー・リンの”リンサニティ”が短命だった理由とは?

現在中国リーグのチームに所属しているジェレミー・リンには、NBAで一大ムーブメントを巻き起こした時期があった。

いわゆる”リンサニティ”と呼ばれているものだ。

当時ニューヨーク・ニックスに所属していたリンは、カーメロ・アンソニーなど主力陣の負傷離脱を受け、出場機会を与えられるようになると、目覚ましい活躍でチームを牽引。

ロサンゼルス・レイカーズ戦では38得点をマークするなど、ハーバード大学出身のリンは一躍注目の選手となり、ファンから愛される選手となった。

だが、アンソニーとアマレ・スターダマイヤーが復帰すると、リンの出場時間は徐々に減少。

リンサニティはわずか2カ月で終わりを迎えることになった。

当時のヘッドコーチだったマイク・ダントーニの弟で、アシスタントコーチを務めていたダン・ダントーニによると、リンサニティが短命に終わったのはアンソニーとスターダマイヤーの復帰が大きな要因だったという。

ダントーニはリンサニティが短命で終わった理由について次のように説明。the New York Postが伝えている。

我々は13試合で10勝をあげた。ジェレミーは船のメインエンジンだった。

ただ、マイクのシステムを走らせることはできない。

カーメロを批判するわけではないよ。あの時はガーメロのゲームだった。

彼はミッドレンジジャンプシューターとして名声を得ていた。彼には当然の権利があった。なぜなら、デンバー時代にアイソレーションで勝負して勝利に導いていたからね。

ただ、我々にはアマレ・スターダマイヤーというアイソレーションタイプの男もいた。

フロアにスペースがなくなると、ジェレミーがやっていたことは止まってしまう。メロ中心のオフェンスに戻ったし、難しい状況だったんだ。

ダントーニによると、当時のリンはピック&ロールからスコアリングを狙う、もしくはアウトサイドで待っているチームメイトにキックアウトするオフェンスを展開していたものの、インサイドからミドルレンジにかけてアンソニーとスターダマイヤーがポジショニングするようになり、リンのスペースが失われてしまったという。

その後、ダントーニHCが解雇されると、出場機会を失ったリンもオフシーズン中にニックスを離れる決断を下した。

NBAキャリア終盤は怪我に苦しむことになり、安定して試合に出場できなくなってしまったリン。

だが、当時を知る者がリンサニティを忘れることはないだろう。

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