サンアントニオ・スパーズのデマー・デローザンは、NBA有数のスコアラーのひとりだ。

だが、オーランドでのスクリメッジでは若手たちにボールを触らせ、一歩下がったオフェンスを続けている。

スパーズを指揮するグレッグ・ポポビッチHCによると、デジョンテ・マレーやロニー・ウォーカー、デリック・ホワイトといった若手有望株たちの成長を加速させるため、デローザンにオフェンスの手綱を手放させているという。

ポポビッチHCは若手とデローザンについて次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。

我々は彼ら（若手）にもっとアグレッシブにプレイしてもらいたい。

もっと速くシュートを撃ってもらいたいし、3Pを撃ってもらいたいし、今の彼らがどのレベルにあるのかを知ってもらいたい。

もっとアグレッシブにやることでフェンスの幅が広がるだろう。

だからデマーは受け入れているし、彼は若手を成長させるという本当に良い仕事をしてくれているよ。

20年以上NBAプレイオフに進出し続けているスパーズだが、今季は非常に厳しい状況を強いられている。

とはいえ、若手の成長は必ず今後につながり、もし今季プレイオフ進出を逃したとしても来季に繋がるシーズンとなるだろう。

また、若手たちの成長に伴いデローザンの負担が軽くなり、よりオフェンスが容易になる可能性がある。

明日から再開するNBAシーズンにおいて、スパーズがどのようなオフェンスを展開するのか楽しみにしたい。