ルーク・ウォルトンは解雇されるべきだった?
サクラメント・キングスは先日、ヘッドコーチのルーク・ウォルトンを解雇した。
キングスはNBAプレイオフに復帰すべく若手有望株を集めたものの、今季は6勝11敗と厳しい戦いを強いられている。
キングスは状況に変化をもたらすためにウォルトンを解雇し、アルビン・ジェントリーを臨時ヘッドコーチに昇格させたというが、キングスの歴史を振り返ってみると、ウォルトンが残した成績はそれほどひどいものではなかったのかもしれない。
fadeawayworld.netによると、1985年からのキングスの歴代ヘッドコーチが記録した勝率を振り返ると、ウォルトンは2位となる好成績を残したという。
順位 | コーチ名 | 勝敗 | 勝率 |
---|---|---|---|
1 | リック・アデルマン | 395勝229敗 | 63.3% |
2 | ルーク・ウォルトン | 68勝93敗 | 42.2% |
3 | レジー・セウス | 44勝62敗 | 41.5% |
4 | フィル・ジョンソン | 81勝120敗 | 40.3% |
5 | ゲイリー・セント・ジーン | 159勝236敗 | 40.3% |
6 | エリック・マッセルマン | 33勝49敗 | 40.2% |
7 | デイビッド・イェーガー | 98勝148敗 | 39.8% |
8 | ジョージ・カール | 44勝68敗 | 39.3% |
9 | レクス・ヒューズ | 22勝35敗 | 38.6% |
10 | マイケル・マローン | 39勝67敗 | 36.8% |
トップの勝率を記録しているアデルマンを除き、全員が勝率5割を下回っている。
つまり、ヘッドコーチに問題があるとは一概に言えないかもしれない。
キングスは先日、オーナーが変わったため、今後は組織の体制が大きく変化する可能性がある。
ウォルトンの解雇が正しかったか否かは後に分かることになるだろうが、キングスの選手たちにはNBAプレイオフ復帰に向けて戦い続けてもらいたいところだ。
なお、NBAキャリア2年目のタイリース・ハリバートンは先日、ウォルトンについて以下のように語っていた。
僕は彼の味方だ。
僕たち全員がそうだと確信している。
わざわざ言う必要もない。
彼は僕たち選手のためにたくさんの時間を費やし、僕たちを信頼してくれている。
信頼してくれるコーチがいれば、好きにならないわけにはいかないよね。
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