プレイイントーナメント出場を逃したジェイソン・キッドHC「白旗を振るわけではない」
ダラス・マーベリックスは現地7日にシカゴ・ブルズに勝利すれば、プレイイントーナメント出場の望みをつなげることができた。
だが、マブスはNBAオールスターポイントガードのカイリー・アービングをはじめ、マキシ・クリバー、ティム・ハーダウェイJr、ジョシュ・グリーン、クリスチャン;・ウッドを欠場させ、ルカ・ドンチッチは第1Qと第2Q最初のポゼッションのみプレイし、残りはベンチで過ごした。
マブスはそれでも前半を13点のリードで終えたものの、第2Qで13得点を記録したマーキーフ・モリスと第2Q終了間際にハーフコートショットを決めたジェイデン・ハーディーも後半はプレイさせなかった。
指揮官のジェイソン・キッドHCによると、主力のほとんどの欠場させたのはマーク・キューバンとニコ・ハリソンGMの指示だったという。
キッドHCは主力選手たちを欠場させたことについて次のようにコメント。ESPNが伝えている。
白旗を振るわけではない。
このビジネスにおいては、難しい決断を迫られることもある。
我々はチャンピオンシップチームを構築しようとしている。
この決断は後退を意味するかもしれない。
だが、前に進むための布石となることを願っている。
NBAドラフトトップ10ピック獲得を望むマブスの首脳陣が主力選手たちの欠場を指示したことは、今季を諦めてタンクする明確な意思表示だったと言えるだろう。
キューバンは先日、キッドHCを続投させることを明言した。
また、アービングとの再契約にも全力を尽くすというが、アービングと再契約できれば、アービングとドンチッチを中心としたロスターに再構築すると見られている。
果たしてマブスはオフシーズン中に適切なロスターを構築し、来季をリベンジのシーズンとすることができるだろうか?
なお、マブスの現在のロスターは以下の通りとなっている。
選手 | キャリア | 備考 |
---|---|---|
ダービス・バータンズ | 6 | 2025年完全FA |
レジー・ブロック | 9 | 2024年完全FA |
ルカ・ドンチッチ | 4 | 2026年プレイヤーオプション |
ジョシュ・グリーン | 2 | 2024年制限付きFA |
ティム・ハーダウェイJr | 9 | 2025年完全FA |
ジェイデン・ハーディー | 0 | 2025年制限付きFA |
ジャスティン・ホリデー | 9 | 2023年完全FA |
カイリー・アービング | 11 | 2023年完全FA |
マキシ・クリバー | 5 | 2026年完全FA |
AJ・ローソン | 0 | 2024年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
ジャベール・マギー | 14 | 2024年プレイヤーオプション |
マーキーフ・モリス | 11 | 2023年完全FA |
フランク・ニリキーナ | 5 | 2023年完全FA |
セオ・ピンソン | 4 | 2023年完全FA |
ドワイト・パウエル | 8 | 2023年完全FA |
クリスチャン・ウッド | 6 | 2023年完全FA |
マッキンリー・ライトⅣ | 1 | 2023年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
コメントを残す