トロント・ラプターズに移籍したポイントガードのデニス・シュルーダーは、この夏に開催されるFIBAバスケットボールワールドカップにドイツ代表として出場する。

そのシュルーダーが先日、昨年のユーロバスケットに出場しなかったダラス・マーベリックスのマキシ・クリバーを批判した。

ドイツ代表としてワールドカップ出場予定のマキシ・クリバー「100％ワクワクしている」

クリバーはシュルーダーの批判を受け、自身がドイツ代表に歓迎されていないと感じ、ワールドカップに出場しないことを決断したという。クリバーのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。

僕はワールドカップに出場しない。

僕は代表チームに加わる完全な意思とモチベーションを持ってこの夏をスタートした。

だが、僕に関する不運かつ不適切な発言が公の場でなされており、これにより僕が代表チームから無条件に歓迎されていないことが100％明らかになった。

なお、シュルーダーはクリバーについて、以下のように指摘していた。

君はコーナーに飛び込み、ディフェンスする。

君はピック＆ロールプレイヤーだ。

カーメロ・アンソニーのようなタイプの選手ではない。

だから、君のゲームを磨く必要はない。

歳を重ねるほど、自分の強みが分かってくる。

それを最大化するように努力する。

NBAでできる限り長くプレイするためにね。

僕としては、「マキシ、君のゲームを磨くのか？そのために代表チームに加わらないのか？」という感じさ。

正直言って、少し嫌気が差したんだ。

ドイツ代表はワールドカップのグループステージでフィンランド代表、オーストラリア代表、日本代表と対戦する。

NBAで実績を残しているシュルーダーは、昨年のユーロバスケットではドイツ代表を銅メダル獲得に導いた実績を誇る。

その一方で、シュルーダー擁するトロント・ラプターズとクリバー擁するマブスの来季の対戦は、ドイツ中で注目を集めることになりそうだ。