NBPAがロン・デサンティス候補の政治活動委員会への寄付を懸念「懸念すべきこと」
オーランド・マジックは先日、大統領選挙の共和党指名で前大統領のドナルド・トランプと争っているフロリダ州知事ロン・デサンティスの政治活動委員会に、チームとして5万ドルを寄付したと報じられた。
これを受け、ニューオーリンズ・ペリカンズのラリー・ナンスJrは「ロスターの大半が黒人、黒人のヘッドコーチ、黒人のGMがいるオーランド・マジックは、奴隷制度が奴隷に利益をもたらしたと主張する人間を支持するのが得策だと思ったのか?」と批判。
デサンティスが「アフリカ系アメリカ人は奴隷制度の恩恵に授かった」などと発言したことにより、各所からデサンティスを非難する声が挙がっている中、NBPAがマジックの寄付に言及した模様。RealGMが伝えている。
オーランド・マジックの政治的な寄付は、その受取人の発言や政策を考慮すると懸念すべきことだ。
NBAのオーナー、選手、スタッフには、寄付や声明を通してそれぞれの政治的見解を表現する権利がある。
だが、チームとして寄付し、それにスタッフたちの労働により得られた金が使用される場合、チームのオーナーはスタッフと選手の多種多様な価値観と視点を考慮しなければならない。
マジックの寄付は、選手たちが受取人をサポートしていることを意味するものではない。
この問題は大きくなり始めている。
当然ながら、マジックの中には、指示しない政治家への寄付を快く思っていない者もいるだろう。
デサンティスはディズニーとも対立していることで知られているが、ディズニーはマジックのスポンサーの1社だ。
今後はディズニーの反応にも注目が集まるが、今回の問題はマジックの運営に大きな影響を及ぼしてしまうかもしれない。