NBAアナリストが考えるチームUSAに不足しているピースとは?「ジョエル・エンビード」
FIBAバスケットボールワールドカップに出場したチームUSAには金メダル獲得の期待がかかっていたが、終わってみれば金メダルはおろか銅メダルも獲得することができなかった。
特にグループリーグセカンドステージからはインサイドで劣勢を強いられることも少なかったため、FIBAの試合におけるビッグマンの重要性を改めて認識させられたと言えるだろう。
NBAアナリストのクリス・マニックスもそう痛感したようだ。
マニックスはチームUSAの結果を受け、次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
チームUSAには明確な問題点が2つある。
ひとつはディフェンスだ。
リトアニア戦では110失点だ。
ドイツ戦では113失点だ。
カナダ戦は127失点だ。
もうひとつはサイズだ。
具体的に言うと、サイズが足りていない。
日曜日(カナダ戦)はパオロ・バンケロとジャレン・ジャクソンJrが欠場したが、全員が揃ったとしても、USAは恐ろしくサイズが不足している。
USAには助けが必要だ。
ジョエル・エンビードが必要だ。
昨季MVPのエンビードは、来年夏のパリオリンピックにフランス代表かチームUSAの一員として出場すると見られている。
もしエンビードがフランス代表を選べば、NBAドラフト1位選手ビクター・ウェンバニャマと昨季MVPエンビードのバックコートは、チームUSAはもちろんすべての代表チームにとって脅威となるだろう。
一方、エンビードがチームUSAを選んだ場合、オリンピックという世界最大の舞台でチームUSAが圧倒的な力を見せる可能性が高まる。
シニアレベルで国際大会に出場したことがないエンビードは、果たしてどちらの代表チームを選ぶのだろうか?
なお、USAバスケットボールのマネージングディレクターを務めるグラント・ヒルは先日、エンビードのチームUSA入りについて次のように語っていた。
彼とは話したよ。
彼には選択肢がある。
彼は素晴らしい選手であり、我々が来年の夏について話し合ってきた選手だ。
どうなるか見てみよう。