カーメロ・アンソニー「今のNBAはチャンピオンリングより金」
今年のオフシーズンはボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンやロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスなど、多くの選手が大型契約を手にした。
来年のオフシーズンはサラリーがさらに上昇し、NBAの歴史に残る超大型契約を結ぶ選手が続出すると見られているが、これがNBA選手たちの意識を変えているのかもしれない。
元NBAスターのカーメロ・アンソニーによると、今の選手はチャンピオンリングを勝ち取ることより大金を手にすることにより重きを置いているという。
アンソニーはNBAキャリアを通してチャンピオンリングを獲得できなかったことについて質問されると、次のようにコメント。thescore.comが伝えている。
気にしていないよ。
なぜなら、ゲームとゲームの文化は変化したからね。
80年代と90年代はリングカルチャーだった。
今は金のほうが重要だと思う。
2億ドルを手にできるのだから、当然じゃないかな。
今はリングだけを見ているわけではないんだ。
分かるかい?
もちろん選手たちは今も優勝したいと思っている。
だが、リングを手にする前に6000万ドルを狙うんだ。
リングカルチャーに関しては、考え方が大きく変わったと思う。
リングを手にしていないからといって、受けるべき評価を受けられない理由はない。
NBAでチャンピオンリングを獲得することには大きな意味がある。
例えば、NBA史上最も偉大な選手を議論する場合、NBAタイトル獲得の回数が基準のひとつとなるだろう。
とはいえ、アンソニーをはじめ、チャールズ・バークレーやアレン・アイバーソンなどのように一度もリングを手にできずにNBAを引退した偉大な選手も少なくない。
いずれにせよ、「チャンピオンリングか金か?」の議論については、個々の考えによるところが大きいと言えそうだ。