ジェイソン・テイタムがインシーズントーナメントゲームの得失点差に苦言「試合と相手をリスペクトすることが重要」
今季から導入されたインシーズントーナメントでは、得失点も重要な鍵となる。
そのため、グループステージのゲームではすでに勝敗が決しているにもかかわらず、試合終了前にボールをポゼッションせず、得点を狙いにいくケースも少なくない。
現地28日に行われたシカゴ・ブルズ対ボストン・セルティックス戦では、セルティックスが第4Q残り7分2秒の時点で32点の大量リードを奪っていたにもかかわらず、フリースローが苦手なアンドレ・ドラモンドに故意にファウル。
それにブルズのびりー・ドノバンHCは不満をあらわにし、セルティックスのジョー・マズーラHCが「グループステージを勝ち抜くには23点差で勝たなければならない」と説得したシーンもあった。
だが、NBAオールスターフォワードのジェイソン・テイタムにとっては受け入れられないことだったのかもしれない。
テイタムによると、グループステージの得失点差がゲームと相手に対するリスペクトを失わせてしまっているという。テイタムのコメントをlarrybrownsports.comが伝えている。
得失点差については、僕は好きではない。
先週の金曜日の試合では、すでに勝敗は決まっていたのに、選手たちは得点を狙っていた。
君たちも分かっていると思うが、ゲームと相手をリスペクトすることが重要だ。
また、マイアミ・ヒートのバム・アデバヨも、得失点差を疑問視しているようだ。
僕が見てきた多くの選手が(得失点差には)同意していない。
なぜなら、もし残り40秒で15点差あるのに得点を狙うなら、それはゲームから誠実さを奪ってしまうからだ。
インシーズントーナメントは今季からスタートしたため、今後は選手たちの意見を取り入れながら徐々に改善していくだろう。
とはいえ、インシーズントーナメントのゲームは通常のゲームと比べると緊張感があり、現時点では成功していると言えそうだ。