5番のポジションで先発出場のビクター・ウェンバンヤマ「ポジションは関係ない」
サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHCは先日、ザック・コリンズをスターターから外し、NBAドラフト1位選手のビクター・ウェンバンヤマを5番のポジションで先発起用する決定を下した。
ウェンバンヤマは足首の問題により出場時間に制限がかかっているものの、現地28日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦では約24分間の出場時間で30得点、6リバウンド、6アシスト、7ブロックショットと大活躍。
ウェンバンヤマによると、センターのポジションでプレイする準備はできているという。
「君は以前、『僕はセンターではない』と言っていたが、5番のポジションにどうアジャストしている?」と質問されたウェンバンヤマは、次のようにコメント。talkbasket.netが伝えている。
もちろんこれまでとは違うし、僕にとって新しいことだ。
だが、どんな役割であろうと、どのポジションであろうと、僕は準備できている。
特にオフェンスにおいてはね。
僕のポジションは紙の上では5番かもしれない。
だが、僕が5番のポジションでプレイするのは出場時間の30%程度だ。
僕は僕たちのプレイをすごく気に入っている。
チームメイトたちとボールをシェアし、オフェンスの中心になれることがすごく嬉しい。
だから、ポジションは本当に関係ないんだ。
スパーズは今季、ジェレミー・ソーハンをポイントガードのポジションにコンバートさせた。
だが、ソーハンがボール運びとプレイメイクを担うのではなく、全員が多くの役割を少しずつこなしている。
近年のNBAではポジションレス化が進んでいるが、ウェンバンヤマが加わったスパーズはさらにポジションレス化を推し進めることになりそうだ。
なお、ウェンバンヤマの今季のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 |
---|---|
G | 27 |
MP | 29.7 |
PTS | 18.8 |
TRB | 10.4 |
AST | 3.0 |
STL | 1.3 |
BLK | 3.2 |
TO | 3.3 |
FG% | 44.0% |
3P% | 28.5% |
FT% | 79.0% |