ホームのラプターズに移籍したRJ・バレット「カナダ出身でもNBAに行けることを子どもたちに見てほしい」
NBAキャリア5年目を迎えているRJ・バレットは、先日のトレードでニューヨーク・ニックスからトロント・ラプターズに移籍した。
カナダ出身のバレットにとって、ラプターズはホームチームだ。
近年のカナダはオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジアス・アレクサンダー、デンバー・ナゲッツのジャマール・マレーなどNBAスターを多く輩出している。
ホームのファンの前でプレイする機会を手にしたバレットは、カナダ出身のNBA選手が増えることを強く望んでいるのかもしれない。
ホームチームのラプターズに移籍したことを受け、バレットは次のようにコメント。hoopsrumors.comが伝えている。
僕はカナダからでも、僕の出身地(オンタリオ)からでも、(NBAに)行けることを子どもたちに伝えようとしている。
僕より前にNBA入りした選手たち、トリスタン(・トンプソン)、コリー(・ジョセフ)、アンドリュー・ウィギンスのようにね。
君たちもNBAに行ける。
NBA入りし、ホームに戻ってプレイすることは特別なことだ。
すべての子供たちに見てもらいたい。
僕がここにいること、勝利に貢献することをどれほど喜んでいるかを皆に示したい。
それが主な目標さ。
僕はニューヨークで物事を構築するのを助けた。
(ニックスに)入団した時、僕たちは良いチームではなかった。
そして、当時より良いチームになった。
(トレードされたのは)確かに複雑な気持ちだが、あの場所にいる彼らの成功を僕も嬉しく思っている。
彼らはトレードに満足しているだろうし、僕はただ彼らの幸せを願っている。
僕はニューヨークで選手として、人間として成長した。
あの4年半のことは決して忘れないだろう。
ニックスで過ごした今季、バレットは十分なパフォーマンスを見せることができずにいた。
だが、トレードでカナダに帰還すると、水を得た魚のように素晴らしいパフォーマンスを続けている。
カナダの子どもたちはバレットのプレイに興奮し、バレットをますます憧れの選手として見るようになったに違いない。
なお、バレットの今季トレード前とトレード後のスタッツは以下の通りとなっている。
– | NYK | TOR |
---|---|---|
G | 26 | 5 |
MP | 29.5 | 32.2 |
PTS | 18.2 | 21.4 |
TRB | 4.3 | 7.2 |
AST | 2.4 | 3.4 |
STL | 0.5 | 0.8 |
TO | 1.8 | 2.2 |
FG% | 42.3% | 58.5% |
3P% | 33.1% | 50.0% |
FT% | 83.1% | 76.9% |