出場停止処分のトーマス・ブライアントがNBAチャンピオンリング授与の機会を逃す
NBAは現地25日、マイアミ・ヒートのジミー・バトラー、トーマス・ブライアント、ニコラ・ヨビッチ、ニューオーリンズ・ペリカンズのナジ・マーシャル、ホセ・アルバラドに出場停止処分を科したことを発表した。
NBAは事態を扇動したとしてバトラーとマーシャルに1試合の出場停止処分、ベンチエリアを出たとしてヨビッチに1試合の出場停止処分、ベンチエリアを離れて乱闘したとしてブライアントとアルバラドに3試合の出場停止処分を科したわけだが、この中で最も精神的ダメージが大きいのはブライアントなのかもしれない。
ヒートは現地29日に昨季NBA王者デンバー・ナゲッツとアウェイで対戦する。
clutchpoints.comによると、この日は昨季ナゲッツに所属したブライアントのNBAチャンピオンリングセレモニーが開催される予定だったものの、ブライアントが出場停止処分となったことにより流れてしまったという。
なお、ブライアントはNBAから3試合の出場停止処分を命じられたこと、およびチャンピオンリング授与セレモニーについて、次のようにコメントしている。
(3試合の出場停止処分には)驚いた。
僕はピースメーカーの役割を果たそうとしただけだった。
どこかの時点で(チャンピオンリングを)授与してもらえることを願っている。
ヒートは現地3月13日にもナゲッツと対戦する。
だが、その日はヒートのホームゲームであり、ナゲッツとのレギュラーシーズンゲームは最後となるため、もしブライアントが今季中にチャンピオンリングを手にしたいなら、ヒートのホームで受け取ることになるだろう。
ブライアントにとっては残念な結果となってしまったが、ブライアントにはヒートをNBAチャンピオンに導くことに集中してもらいたいところだ。
なお、ブライアントの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 25 | 254 |
MP | 10.4 | 18.8 |
PTS | 4.2 | 9.5 |
TRB | 3.1 | 5.5 |
AST | 0.6 | 1.0 |
STL | 0.2 | 0.3 |
TO | 0.6 | 0.8 |
FG% | 57.1% | 59.7% |
3P% | 0% | 36.2% |
FT% | 81.8% | 75.9% |