ニックスがNBAドラフト1巡目指名権を集める理由はジョエル・エンビードのトレードに備えるため？

フィラデルフィア・セブンティシクサーズのNBAオールスタービッグマン、ジョエル・エンビードは先日、「僕はただチャンピオンになりたいだけだ」、「それがフィリーなのか、それとも他の場所なのかは分からない」などと語り、将来的にシクサーズを離れる可能性があることを示唆した。

ジョエル・エンビードが移籍を示唆？「フィラデルフィアか他の場所かは分からないが・・・」

その後、シクサーズのバスケットボールオペレーション部門代表を務めるダリル・モレーは、この件についてエンビードと話し、火消しに努めたわけだが、エンビードの移籍先最有力候補に挙がっているニューヨーク・ニックスはその日のために準備しているのかもしれない。

ダリル・モレーがジョエル・エンビードの発言に言及「彼とは話をした」

ジョエル・エンビードのトレード先最有力候補はニックスか？

fadeawayworld.netによると、ニックスはエンビードが将来的にトレードを要求する時に備え、NBAドラフト1巡目指名権を集めているという。

シクサーズはこのオフシーズン中に元NBAオールスターガードのジェイムス・ハーデンをトレードで放出する見込みだ。

ハーデンに加え、エンビードまで失ってしまうとなると、シクサーズは再建期に入ることを余儀なくされるだろう。

つまり、エンビードのトレードの見返りに若手有望株やNBAドラフト1巡目指名権を要求する可能性が高い。

ニックスはその可能性を信じているのだろうが、もしジェイレン・ブランソン、ジュリアス・ランドル、RJ・バレットをキープしつつエンビードを獲得することができれば、ニックスはNBAチャンピオンを狙えるチームに生まれ変わるに違いない。

いずれにせよ、シクサーズの来季の結果が大きな鍵を握ることになりそうだ。

なお、ニックスの現時点のロスターは以下の通りとなっている。