バディ・ヒールドがペイサーズとの延長契約交渉を振り返る「壁と話しているようだった」
NBA屈指のシューターとして活躍しているバディ・ヒールドは、先日のトレードでインディアナ・ペイサーズからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍した。
ヒールドとペイサーズは延長契約の交渉をしたものの、ヒールド陣営が望む内容ではなかったため、延長契約交渉は破談したと報じられていた。
だが、実際はペイサーズ側が難色を示していたのかもしれない。
ヒールドは先日、ペイサーズとの延長契約交渉を振り返り、次のようにコメントしたという。hoopsrumors.comが伝えている。
僕たちは早い段階で彼らに再契約したいかどうか尋ねた。
どうなったかは、君たちも知っての通りだ。
彼らは「君と契約したい」と言った。
だが、そうならなかった。
電話越しの交渉は続かなかった。
まるで壁と話しているようだった。
誰も返事してくれなかったんだ。
ただ、そんなことがあっても、契約中だから契約を尊重し、まっとうしなければならない。
毎日プロフェッショナルとして過ごさなければならない。
だが、全体的な雰囲気は大きく変わっていたんだ。
ヒールドによると、シクサーズでの役割ははっきりしているため、より明確な意思を持ってプレイすることができるという。
求めてくれるチームに行きたいものだ。
ただのピースとなり、「これを試してみよう」といったチームには行きたくない。
僕たちと対戦するチームはエンビードにトラップを仕掛けてくる。
3ポイントシューターがいると、それを防ぐことができる。
僕がここにトレードで来たのはそれが理由だ。
エンビードは現在怪我により離脱中であるため、ヒールドはエンビードとケミストリーを構築することができていない。
だが、ヒールドが高確率で3ポイントを決めることができれば、復帰後のエンビードはインサイドでさらに支配力を発揮し、ヒールドとエンビードのデュオは相手にとって大きな脅威になるに違いない。
なお、ヒールドのシクサーズ移籍前と移籍後のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 移籍前 | 移籍後 |
---|---|---|
G | 52 | 12 |
MP | 25.7 | 33.0 |
PTS | 12.0 | 15.4 |
TRB | 3.2 | 3.4 |
AST | 2.7 | 5.2 |
STL | 0.8 | 1.3 |
TO | 1.2 | 1.7 |
FG% | 44.3% | 43.0% |
3P% | 38.4% | 42.3% |
FT% | 84.8% | 88.9% |