八村塁がスターターに抜擢された理由とは?ダービン・ハムHCが説明
ロサンゼルス・レイカーズの八村塁はNBAキャリア5年目の今季、ほとんどの試合にベンチから出場していた。
だが、ジャレッド・バンダービルトなど主力選手たちの怪我による離脱が相次ぐと、指揮官のダービン・ハムHCは八村をスターターに抜擢。
レイカーズは八村がスターターに抜擢されて以降14勝7敗とまずまずの成績を残しているわけだが、ハムHCはなぜ八村をスターターとして起用することを決断したのだろうか?
ハムHCはその理由について、次のように説明。lakersnation.comが伝えている。
レブロン(・ジェイムス)とAD(アンソニー・デイビス)は、オフェンスの時に相手の注意を引き付ける。
ルイはキャッチ&シュートができるし、ドリブルからシュートを撃つこともできる。
アイソレーションでポストプレイもできる。
彼はそういったことをすべてできる。
通常であれば、相手のスターター全員がディフェンダーであることはない。
ハイレベルなディフェンスができる選手を数人投入し、彼らは誰に焦点を合わせるか選択しなければならない。
チームには未来の殿堂入り選手が2人いる。
オールスターのDLo(ディアンジェロ・ラッセル)がいる。
ハイレベルな選手であるAR(オースティン・リーブス)とルイがいる。
相手にハイレベルなディフェンシブプレイヤーがいたとしても、全員を抑えることはできない。
つまり、彼らが注意を引き付け、ルイがそれをアドバンテージにしているんだ。
一時はディフェンシブなスターティングラインナップを採用したものの、最終的にはオフェンシブなスターティングラインナップに落ち着いたレイカーズ。
NBAプレイオフ進出は簡単ではないだろうが、八村がさらにステップアップすれば、レイカーズはNBAプレイオフ進出に近づくに違いない。
なお、八村のスターター抜擢前と抜擢後のスタッツは以下の通りとなっている。
– | 先発抜擢前 | 先発抜擢後 |
---|---|---|
G | 36 | 21 |
MP | 23.1 | 30.5 |
PTS | 11.5 | 14.9 |
TRB | 3.6 | 4.0 |
AST | 1.1 | 1.0 |
STL | 0.8 | 0.4 |
TO | 0.8 | 0.6 |
FG% | 49.2% | 57.7% |
3P% | 39.8% | 42.1% |
FT% | 75.9% | 63.3% |