現地6日に行われたデトロイト・ピストンズ対ブルックリン・ネッツの試合に、ドリアン・フィニー・スミスの父エルバート・スミスが観戦に訪れた。

エルバート・スミスは1995年に第二級殺人罪で有罪判決を受け、懲役44年の判決を下された。

その約30年後、フィニー・スミスが所属していたダラス・マーベリックスがエルバート・スミスに自由を与えるべく働きかけると、昨年7月に条件付きで仮釈放。

エルバート・スミスは許可を得てブルックリンに向かい、現地6日のピストンズ戦を観戦した。

フィニー・スミスはこの件について質問されると、次のようにコメントしたという。clutchpoints.comが伝えている。

嘘を付くつもりはない。

デニス（・スミスJr）に2週間前くらいに彼がここに来る日などを伝えていた。

間違いなく、間違いなく大切なことだ。

僕はこの日が来ることを知っていた。

大げさに考えないようにはしているが、間違いなく大切なことだ。

僕も人間だから、そのことを考えないわけにはいかない。

彼が刑務所の中で試合を観戦してくれていたことは知っている。

彼がここにいてくれるのがただ嬉しいんだ。

フィニー・スミスによると、彼の両親は前日にニューヨークに到着し、父エルバート・スミスは1994年と2024年のブルックリンを比べながら景色を眺めていたという。

彼は飛行機を降りてから笑顔で幸せそうだ。

楽しくなるだろう。

僕の母はトラッシュトークをたくさんするからね。

彼のことを心配する必要はない。

トークは母がやってくれる。

彼は「息子は母からスキルを受け継ぎ、僕からタフネスを受け継いだ」と言うだろうね。

彼は身体能力があまり高くなかったが、身体は大きい。

彼は、僕のタフネスは彼から受け継がれたものだと言っているんだ。

フィニー・スミスはこの日、スターターとして出場したものの、2得点に終わった。

だが、フィニー・スミスと彼の家族にとって忘れられない特別な日になったに違いない。

なお、この日のフィニー・スミスのスタッツは以下の通りとなっている。

–	DET
MP	24
PTS	2
TRB	7
AST	1
STL	0
BLK	0
TO	3
FG％	20.0％ （1/5）
3P％	0％ （0/3）
FT％	–
+/-	-5