ハック作戦を乗り越えたデレック・ライブリーⅡ「母が見ていたから」
ダラス・マーベリックスはオクラホマシティ・サンダーとのNBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナル第3戦を制し、シリーズを2勝1敗とした。
この日はルカ・ドンチッチ、カイリー・アービング、PJ・ワシントンが20得点以上を記録し、勝利に貢献。
だが、サンダーにハック作戦を仕掛けられたものの、最後の4本のフリースローをすべて決めてみせたデレック・ライブリーⅡの貢献も大きかった。
ライブリーⅡによると、ハック作戦を仕掛けられた時に彼を突き動かしたのは、会場に観戦に来ていた彼の母だったという。
ライブリーⅡはハック作戦を振り返り、次のようにコメント。basketnews.comが伝えている。
母が見ていた。
彼女は僕を見ていた。
彼女が「フリースローを決めろ」と言っているのは分かっていた。
だから、僕はステップアップし、フリースローを決めなければならなかったんだ。
チームメイトたちは「君はなぜ逃げ回っているんだ?走らずに(フリースローを)決めてやれ」という感じだった。
チームメイトたちがそう言って支えてくれるから、僕はステップアップし、もっと決めたいと思ったんだ。
ライブリーⅡはフリースローを得意としておらず、レギュラーシーズンは成功率50.6%にとどまっている。
だが、サンダーとのシリーズ第3戦では12本中8本(66.7%)を決めてみせた。
とはいえ、サンダーは再び劣勢を強いられた時にライブリーⅡに対してハック作戦を仕掛けるだろう。
しかし、ライブリーⅡは決して逃げ回らず、チャレンジを引き受けるに違いない。
なお、ライブリーⅡのNBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナルのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 |
---|---|---|---|
MP | 13 | 20 | 27 |
PTS | 2 | 2 | 12 |
TRB | 4 | 4 | 8 |
AST | 1 | 1 | 1 |
STL | 0 | 0 | 0 |
BLK | 0 | 1 | 0 |
TO | 2 | 1 | 1 |
FG% | 33.3% (1/3) | 14.3% (1/7) | 28.6% (2/7) |
3P% | – | – | – |
FT% | – | – | 66.7% (8/12) |
+/- | -13 | +18 | +16 |