バシリエ・ミチッチ「NBAでは誰もパスしたがらない」
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ユーロリーグチャンピオンやユーロリーグMVPなど数々の実績を引っ提げてオクラホマシティ・サンダーに入団したバシリエ・ミチッチは、NBA1年目となった今季、十分な成績を残すことができなかった。
だが、ミチッチにとってこの1年は気付きの時間になったようだ。
ミチッチによると、NBAはヨーロッパと違い、パスを好む選手がいないという。ミチッチのコメントをhoopshype.comが伝えている。
長期的に見て、コート上での一貫性が違いを生むことに気付いた。
僕はその瞬間にプレイしたい。
試合が始まる前に「今日は30得点だ」とは言えない。
中にはスコアリングを重視する選手もいるが、僕はスコアリングとパスを織り交ぜたいと思っている。
そして今、NBAでは誰もパスしたがらないことに気付いた。
だから、僕には適応する余地があると感じている。
なぜなら、パスは依然として必要だと思うからだ。
例えば、ニコラ・ヨキッチやルカ・ドンチッチのような選手を見れば分かるんじゃないかな。
彼らはすごくユニークだが、彼らのゲームの最大の特徴はパス能力だ。
結局のところ、自分ひとりでは勝てない。
僕はヨーロッパでそう思ってプレイしていた。
今はNBAでそうやってプレイする方法を見つけようとしているところだ。
ミチッチはサンダーで十分な結果を残すことができず、シーズン中のトレードでシャーロット・ホーネッツへ移籍。
ホーネッツでは平均二桁得点を記録したものの、若手中心に再建中のホーネッツが30歳のミチッチをロスターに残すかは分からない。
ミチッチは来季も難しい時間を強いられそうだが、果たしてスコアリングとパスをミックスしたバスケットボールを展開し、NBAでポジションを勝ち取ることができるだろうか?
なお、ミチッチのトレード前とトレード後のスタッツは以下の通りとなっている。
– | OKC | CHA |
---|---|---|
G | 30 | 30 |
MP | 12.0 | 27.2 |
PTS | 3.3 | 10.8 |
TRB | 0.8 | 2.1 |
AST | 2.5 | 6.2 |
STL | 0.3 | 0.7 |
BLK | 0.1 | 0.1 |
TO | 1.0 | 2.3 |
FG% | 40.7% | 43.7% |
3P% | 24.4% | 29.4% |
FT% | 73.7% | 83.9% |