デイミアン・リラードが結果を残せなかった理由はオフシーズン中の準備不足?ドック・リバースHCが明かす
ミルウォーキー・バックスのNBAオールスターポイントガード、デイミアン・リラードは、激動の1年を過ごした。
昨年夏にポートランド・トレイルブレイザーズにトレードを要求して以降さまざまな噂や憶測に振り回され、バックスへのトレードが決まった直後は離婚が報じられたのだ。
今季のリラードは十分なパフォーマンスを見せることができず、バックスもNBAプレイオフを勝ち進むことができなかったわけだが、シーズン中にバックスのヘッドコーチに就任したドック・リバースHCによると、リラードが十分な結果を残せなかったのはオフシーズン中の準備不足にあったという。
リバースHCはリラードについて次のようにコメント。thescore.comが伝えている。
僕はトレーニングキャンプの2~3日前までデイムがトレードされたことすら知らなかった。
僕たちは一緒にディナーに出掛けたのだが、彼はこう言っていた。
「コーチ、僕は夏を通してワークアウトに取り組まなかった。ワークアウトしなかったのは僕の人生で初めてだ。トレーニング中に怪我してしまうのが怖かったんだ」と言っていた。
彼はトレードされることを確信していた。
彼は「軽めのランニングはした。誰もいない体育館でシューティングもした。だが、まったくハードではなかった」と言っていた。
彼は正直に話してくれた。
だから僕は彼のことが大好きなんだ。
彼は「僕史上ワーストシェイプだ」と言っていた。
もしワークアウト中に怪我してしまった場合、トレード交渉が白紙に戻されてしまう可能性がある。
リラードはそれを危惧していたのだろうが、幸いにもこの夏はワークアウトに取り組む時間が十分にある。
リラードは万全のコンディションで迎えるであろう来季、バックスを勝利に導くパフォーマンスを見せてくれるに違いない。
なお、リラードの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 73 | 842 |
MP | 35.3 | 36.2 |
PTS | 24.3 | 25.1 |
TRB | 4.4 | 4.2 |
AST | 7.0 | 6.7 |
STL | 1.0 | 1.0 |
TO | 2.6 | 2.8 |
FG% | 42.4% | 43.8% |
3P% | 35.4% | 37.1% |
FT% | 92.0% | 92.0% |