カイリー・アービングが試合終了前にセルティックスの全員と握手した理由とは?「リスペクトを表したかった」
ダラス・マーベリックスのカイリー・アービングはボストン・セルティックスとのNBAファイナル第5戦終盤にベンチに下がる前、セルティックスのベンチに歩み寄り、選手やコーチたちと握手を交わした。
アービングはオフ・ザ・コートのアービングはさまざまな言動で批判されがちだが、選手たちを常にリスペクトし、どんな状況であろうと必ず相手の健闘を称えるスポーツマンシップにあふれる選手のひとりだ。
アービングによると、試合終了前にセルティックスのベンチに歩み寄ったのは、彼らに対するリスペクトを表したかったからだという。
アービングはNBAファイナル第5戦を終えた後、古巣セルティックスについて次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
エモーショナルだった。
すべてのシリーズがエモーショナルだった。
シリーズがどう展開していくのか、逆境にどう立ち向かっいくのか分からなかった。
彼らは正々堂々と僕たちを倒した。
僕たちは彼らの猛攻に対応できず、高いレベルでプレイすることができなかった。
僕が全員と握手したのは、彼らの旅へのリスペクトを示したかったんだ。
彼らはものすごい5年間を経験してきた。
第7戦までいったり、ファイナルで負けたりしてきた。
だから、このようにここに立ち、来季のことについての質問に答える苦い気持ちがどんなものなのか分かっている。
彼らはそのすべてをモチベーションに変えてきたんじゃないかな。
彼らは健康を維持し、謙虚に取り組み、個人的な栄誉などについてはまったく目を向けていなかった。
彼らはチーム一丸となり、それぞれがそれぞれの役割を全うし、欲を出すことなくベストを尽くしていた。
このシリーズで何より学んだのは、このステージに戻って来るということだけではなく、このステージで勝つためには何が必要なのかということだ。
セルティックスは過去数年にわたり、たくさんのことに対処しなければならなかった。
それを踏まえると、彼らは僕たちにとって完璧な模範だ。
マブスには20代の若い選手が多い。
セルティックスがたくさんの困難を乗り越えてNBAタイトルを勝ち取ったように、マブスもさまざまな困難を乗り越え、いずれはセルティックスのようにNBAの頂点に立つに違いない。