NBAコミッショナーのアダム・シルバー「中国でいつか試合を再開すると思う」
NBAは2019年のプレシーズンゲーム以降、中国で試合を開催していない。
その大きな理由は、当時ヒューストン・ロケッツのゼネラルマネージャーを務めていたダリル・モレーが香港の反政府でもを支持し、中国から大きな反感を買ってしまったためだ。
中国はモレーの発言をきっかけに、NBAゲームの放送を中止。
だが、2022年3月に放送を再開したこともあり、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは中国でのNBAゲーム再開に自信を持っているのかもしれない。
シルバーは先日、中国でのNBAゲーム再開について次のようにコメントしたという。thescore.comが伝えている。
中国でいつか試合を再開すると思う。
パンデミック前のことだが、あるツイートを巡って有名な事件があった。
それにより中国政府は我々のゲームの放送を一定期間停止した。
我々はそれを受け入れ、自分たちの価値観を貫いた。
我々はその問題に直接対処できることを嬉しく思っている。
今の時代、完全にクリーンなものはない。
バスケットボールの健康と福祉を促進することが我々の使命のひとつだ。
だから、我々はリーグとしてこのゲームを世界的に拡大するという決定に至ったんだ。
NBAは中国との関係が悪化した後、他の国々との関係を強化。
ここ1年ではメキシコやアラブ首長国連邦、フランスで試合を開催した。
中国とのビジネスがストップしたことによりNBAは数億ドルの損失を被ってしまったというが、中国でNBAゲームが開催できるようになれば、中国市場のビッグマネーを取り戻すことができるだろう。
なお、中国代表チームは今年のサマーリーグのカリフォルニアクラシックでサクラメント・キングス、シャーロット・ホーネッツ、サンアントニオ・スパーズと対戦した。