スティーブ・バルマーが騒動に言及「彼らは僕を騙した」

ロサンゼルス・クリッパーズのオーナーを務めるスティーブ・バルマーは、サラリーキャップの問題を回避するためにNBAスターのカワイ・レナードと協力し、バルマーが出資していたアスピレーション社と架空のスポンサー契約を結んだと報じられた。
NBAはこの問題の調査を始めたというが、問題が明るみに出てから数日後、当事者のバルマーが騒動に言及した模様。
バルマーによると、彼らは間違ったことはしていないという。バルマーのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
まず最初にはっきりさせておきたい。
我々クリッパーズは、サラリーキャップの規定を遵守してきた。
なぜなら、それが正しいことだからね。
我々はスポンサーを持つことができる。
選手はエンドースメント契約を結ぶことができる。
我々は選手がエンドースメント契約を結んだ企業とスポンサー契約を結ぶことができる。
ただし、我々は選手たちとスポンサー企業との交渉には一切関与できない。
今回の件はもちろん、これまでもそこに関与したことは一度もない。
規定については把握している。
アスピレーションとの関係に例外が設けられたかって?
ありえない。
絶対にない。
バルマーによると、彼がアスピレーション社に出資した理由は、カーボンニュートラルを望んでいた彼は、インテュイットドームが建設されていた時にカーボンニュートラルを推し進めるアスピレーション社の事業計画書を読んだためだったという。
忘れないでくれ。
彼ら(アスピレーション社)は僕を騙したんだ。
彼らは僕より大きなたくさんの投資家を騙した。
僕は彼らの事業計画書に目を通した時、「これは理にかなっている。彼らを支援することは我々を支援することにもなる」と思った。
だから出資した。
そして、すべては順調だった。
僕はあの会社をまったくコントロールしていなかった。
そこが重要だ。
サラリーキャップの規定があったから、僕が持っていたあの会社の株式は3%未満だった。
中には僕以上の大金を出資した投資家たちもいた。
僕は取締役のポストにも就いていなかった。
そもそも詐欺会社だった。
誰一人としてコントロールしていなかった可能性もある。
なお、バルマーはレナードがアスピレーション社のPR活動に一切参加しなかったにも関わらず2800万ドルのスポンサー契約を結んだ理由について質問されると、こう答えた。
裁判資料については何も知らないし、見たこともない。
分からない。
ただ、憶測はあくまで憶測だ。
彼らがなぜそんなことをしたのかは分からない。
率直に言って、いかなる憶測も馬鹿げている。
彼らは詐欺を働いたんだ。
聞いてくれ。
彼らは僕を騙した。
彼らは詐欺を働いた。
僕を騙した。
僕は真っ当だと思って彼らに投資した。
現時点では、彼らがなぜあんなことをしたのか推測できる立場にはない。