【スポンサーリンク】

フィル・ジャクソン「レイカーズ王朝はシャックの“道化”で解体した」

メールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

フィル・ジャクソン「レイカーズ王朝はシャックの“道化”で解体した」

NBA史上最も偉大なコーチをひとり挙げるなら、間違いなくフィル・ジャクソン氏が選ばれるだろう。

シカゴ・ブルズではマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペンら、ロサンゼルス・レイカーズではシャキール・オニール、コービー・ブライアントらを率い、ジャクソン氏は11度ものNBAタイトルを獲得している。

そのジャクソン氏が、当時のレイカーズについて言及した。

「シャックは機能しなかった。マイケルはどんな状態でも成功できたんだけど、シャックの場合はアウトサイドショットがなかったし、ディフェンスもイマイチ。それに、コービーとは試合に対する価値観が違ったから、シャックはレイカーズを去ったんだ。コービーはNBAの頂点を見据えていたしね」

2000年から2002年にかけて、レイカーズはNBA三連覇を達成。

だが、ブライアントとオニールの関係は決して良好ではなかった。

両者の関係が悪化した原因として、ジャクソン氏は両者の“個性”を挙げている。

「シャックは道化を演じなければならなかった。それがブライアントとの間に亀裂が入るきっかけになったんだ」

オニールは、その強烈な個性によってNBAでも最も人気のある選手のひとりへと成長した。

ハードなトレーニングでスキルを身につけていったブライアントとは、まったく異なる方法で人気を獲得したといっても良いだろう。

両者の溝は最後まで埋まることはなく、オニールがレイカーズを去ることになった。

その後、ブライアントは2009年と2010年にNBA二連覇を達成し、現在に至る。

シャックが去ったことでレイカーズが低迷したとは言い難いが、2010年までレイカーズを率いていたジャクソン氏にとって、シャックが抜けたレイカーズはそれまでと違うチームのように感じられたのかもしれない。

【スポンサーリンク】

コメントを残す