トレードにショックを受けるルオル・デン
ルオル・デンはトレードされると伝えられた際、ショックを隠せなかったようだ。
もうこれからはシカゴ・ブルズのために働けないと知ったデンは、チームメイトに別れの挨拶もできなかったという。
そして、何より母親に知らせることが辛かったとデンは話す。
「なぜ俺がトレードされなきゃいけないのか、彼女(母親)には理解できなかったみたいなんだ。俺は誰とでもうまくやっていけるタイプの人間だからね。『うまくいってなかったの?何が起こってたの?』って聞かれたときは辛かったよ」
日本時間1月9日、デンはクリーブランド・キャバリアーズの練習に参加した。
彼の新しいNBAキャリアがスタートするわけだが、すでに気持ちを切り替えているという。
「俺は幸運だったと思うよ。ひとつのチームで長くプレイできる選手ってそういないからね。俺に対するトレードの噂は耳にしてたけど、今回のトレードはさすがに不意をつかれたよ。信じることができなかった。自分自身を納得させるために時間がかかった。でも、俺はバスケットボール選手だから、こんなことで立ち止まるわけにはいかないんだ」
一方のキャブスは、デンにコート上で、そしてコート外でもチームに新しいカラーをもたらしてくれると信じている。
若いキャブスに新たなリーダーが誕生したことで、産みの苦しみが軽減されるだろう。
マイク・ブラウンHCは、「彼は今が全盛期だ。我々にプロ意識を植え付けてくれると思うし、チームに成熟と勝利を与えてくれるプレイヤーだよ」と絶賛している。
キャブス移籍後、初めてインタビューを受けたデンは、「結局、ここはNBAなんだ。バスケットボールをプレイすることが俺の仕事なんだよ。でも友人(ブルズのチームメイト)たちとの別れは辛い。でも、彼ら(ブルズのチームメイト)はビジネスってことを理解してくれると思う」と応えた。
デンがキャブスへ移籍した際、背番号8が用意されていたという。
ブルズ時代に背番号9をつけていたデンだが、キャブスではすでにルーキーのマシュー・デラベドバが9番のユニフォームをつけている。
だが、デンにとって背番号9は特別なもののようで、デラベドバを説得し、9番を譲ってもらったようだ。
「説得するのは気が引けたよ。でも彼は素晴らしい人間だし、私に譲ってくれたんだ。彼には何かお返しをしなきゃね」
「俺にはほかに8人の兄弟がいる。母は9回の出産を経験してるから、俺は母のために背番号9を着てるんだ。それが彼女への孝行なんだと思う」
デンは日本時間1月11日(土)のユタ・ジャズ戦でキャブスデビューを果たす予定となっている。
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9男のデンがここまで立派に成長できるとは……
初子は走るという諺はどうなったんでしょうかね.流石はディンカ族と敬服するべきなのかどうか
後ベネットはどうなったのでしょうか?本来であれば彼がウィングの穴を塞いでいるはずじゃあなかったのでは?
コメントありがとうございます(^-^)
ベネットはコンスタントに出場してるみたいですが、得点ゼロの日もチラホラ・・・
ダイエットには成功したみたいなんですけどね。
オリバー・ミラー、ショーン・ケンプのようにならないか心配です(^_^;)