2008-09シーズンから昨季までミネソタ・ティンバーウルブズでプレイしていたケビン・ラブは、今年のオフにクリーヴランド・キャバリアーズへトレードで移籍した。

レブロン・ジェイムスのキャブス復帰と比べると、ラブに対する労いや応援の声が多く聞かれたものだが、ウルブズのゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチのフリップ・ソーンダースHCによると、ミネソタファンはラブの移籍を許していないという。AP通信がソーンダースHCのコメントを伝えている。

「ミネソタの人々はものすごく誠実。ミネソタのファンは彼（ラブ）を許してないよ。彼がここにいた間、ファンは彼を評価していたと思う。だけど、ファンは寛大ではないからね」

ラブのトレード当時、ウルブズは長年の貢献者を快く送り出したはずだった。

それを考えると、ソーンダースHCの発言は、ウルブズが今季5勝しかあげられていないことへのフラストレーションから来ているとも思える。

キャブスはホームで日本時間23日にウルブズと今季初めて戦うことになるが、ラブ対ソーンダースHCの対決はひとつの見ものとなりそうだ。

また、日本時間26日のクリスマスゲームでは、ジェイムスが4年にわたって牽引してきた古巣マイアミ・ヒートと、ヒートのホームで戦う。
アメリカン・エアラインズ・アリーナは、間違いなくジェイムスへのブーイング一色となるだろう。

なお、日本時間2月1日にはターゲットセンターでウルブズとの試合が予定されており、ソーンダースHCの言葉が真実ならば、この試合ではラブにブーイングが浴びせられることになるはずだ。