今季からロサンゼルス・レイカーズでプレイしているジェレミー・リンは、本人が期待していたようなシーズンを送ることができていない。

開幕後は先発ポイントガードとして適用されていたものの、チームを勝利に導くことができず、途中からベンチ出場に格下げ。

それだけに、リン自身もフラストレーションを溜め込んでいることだろう。リンはレイカーズでの今季について次のように話している。

「今シーズンは俺が期待してたのとは逆になってしまった。バスケットボール選手として最悪とまではいかないが、最悪のひとつに数えられる。壁を乗り越えるのが難しいように感じたし、周りをコントロールする力が足りなかった」

日本時間3日に行われた対メンフィス・グリズリーズ戦の第4Q残り20秒を切った時点で、レイカーズは1点を追っていた。

グリズリーズのポゼッションで24秒クロックは残り18秒。

本来ならファウルゲームを仕掛けてもおかしくないシーンだが、マイク・コンリーにマッチアップしていたリンがファウルを仕掛けることはなかった。

これに気付いたコービー・ブライアントは、猛ダッシュでコンリーにファウルを仕掛け、リンを叱責。

だが、リンは首をかしげるばかりで、ブライアントとは違う考えを持っていたようにも思える。

レイカーズとの契約は1年であるため、このままのパフォーマンスしか発揮できないようなら、リンは延長契約を結べない可能性が高い。

ニューヨーク・ニックス時代のような“リンサニティ”ブームを再び巻き起こすことができるのか、リンは正念場を迎えている。