フィル・ジャクソン球団社長の下、新たな船出が期待されていたニューヨーク・ニックスだが、今季ここまではリーグワーストの成績に甘んじている。

ジャクソン球団社長が唯一納得できることがあるとすれば、それは古巣ロサンゼルス・レイカーズに今季全勝したということだけだろう。

そのジャクソン球団社長が今季を振り返り、来季への展望について言及した模様。newsday.comがジャクソン球団社長のコメントを伝えた。

「（今季の）計画はゆがんで消てしまった」

「我々がしようとしているのは、短期間で再建すること。どれだけ早く復活できるか、どれだけ早く正しい方法でチームに復活できるか、どれだけ早くチャンピオンシップに勝てるか。ドラフト1巡目指名権が我々にとって意味あるものだということは分かってる。だが、FA選手を獲得して再建する方法についても理解してる」

「来年にはリーグの3分の1の選手がFAになるだろう。我々の最優先事項はそこにある。他チームを離れる選手を獲得するか、ドラフトでフランチャイズプレイヤーを獲得するか」

ニックスは今年のドラフトでデューク大学のジャリル・オカフォー、もしくはケンタッキー大学のカール・アンソニー・タウンズを指名すると噂されている。

クリーヴランド・キャバリアーズがドラフト1位指名のアンドリュー・ウィギンスを放出し、ケビン・ラブを獲得したように、ニックスもドラフトで獲得した将来有望な選手をトレードで放出してしまうのだろうか？

来季のロスターが固まるまで、ジャクソン球団社長は頭を悩ませ続けることになるだろう。