スティーブン・ジャクソンがパレスの騒乱直後のロッカールームを振り返る
NBA史上最悪の乱闘劇と言えば、やはり2004-05シーズン中に起こった「パレスの騒乱」だろう。
デトロイト・ピストンズのベン・ウォーレスとインディアナ・ペイサーズのメッタ・ワールドピース(当時はロン・アーテスト)のヒートアップから始まり、ファンも巻き込んだ騒動は、まさに目も当てられない大乱闘となってしまった。
試合はピストンズのホームゲームだったため、ロッカールームに戻ろうとするペイサーズの選手たちには大量の飲み物などが投げつけられ、会場の興奮はしばらく収まらなかった。
ワールドピースと共に観客席に乗り込み、乱闘を繰り広げたスティーブン・ジャクソンによると、当時は事の重大さを認識することができていなかったという。
ジャクソンは以前、パレスの騒乱直後のロッカールームについてこう話していた。clutchpoints.comが伝えている。
我々はロッカールームに行き、座っていた。
観客席に飛び込んだ私の足は、引っかき傷だらけだった。
ロンは落ち着こうとして座っていた。
彼が僕にしてきた最初の質問はこうさ。
「僕たちは何かトラブルに巻き込まれるかな?」
ロッカールームでは安全な空間を確保できたものの、ペイサーズにとってアウェイの地であったため、一歩外に出ればピストンズファンが襲いかかってくる危険があった。
ロッカールームでの時間はその恐怖との戦いでもあったのかもしれない。
なお、NBAは悲惨な乱闘劇を受け、ワールドピースに残りのシーズン全試合出場停止処分、ジャクソンに30試合の出場停止処分を科した。
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