ルディ・ゴベール「ホットラインが役立つとは思わない」
NBA選手たちはホテル生活を強いられている間、厳格なルールに従わなければならない。
マスクの着用や他チームの選手との接触制限など、そのルールは多岐に及ぶというが、もし違反した選手もしくはNBA関係者を発見した場合、NBAオフィス直通のホットラインを通して”密告”できるという。
だが、ホットラインの存在は同じホテルで過ごす人々の信頼関係を損ないかねない。
NBAで初めて陽性反応が出てしまったユタ・ジャズのルディ・ゴベールもその点を懸念し、ホットラインに良い印象を持っていないようだ。
ゴベールはホットラインについて次のようにコメント。thescore.comが伝えている。
ホットラインを使う人間がいるかは分からない。
だが、僕としては取るに足らないことだと思う。
とはいえ、皆は人々がルールを尊重していることを確認したいよね。
ただ、ホットラインが役立つとは僕は思わない。
より重要なのは互いをリスペクトすることであり、小さなコミュニティとして過ごすということだ。
ロサンゼルス・レイカーズのドワイト・ハワードは先日、マスクを着けていなかったことを誰かに密告されたとし、憤りを顕にした。
NBAにはこれまで複数の密告があり、該当する選手はすでに警告を受けたという。
ホテルから簡単に出ることができない生活はストレスが溜まり、周囲に対して疑心暗鬼になると一気に状況が悪化する恐れがある。
NBAとしてもホットラインは苦肉の策だろうが、オーランドでのシーズンが無事終わることを祈りたい。
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