デイビッド・ウェスト「クリス・ボッシュとアンドレア・バルニャーニがいたラプターズは今のNBAを打ち負かす」
2003年のNBAドラフト4位でクリス・ボッシュを、2006年のNBAドラフト1位でアンドレア・バルニャーニを獲得した当時のトロント・ラプターズは、NBA屈指の強豪チームだった。
だが、2006-07シーズンと2007-08シーズンはNBAプレイオフに進出したものの、いずれもファーストラウンドで敗退。
その後は再び厳しい時間を過ごすことになってしまった。
だが、元NBAプレイヤーのデイビッド・ウェストによると、サイズと機動力を併せ持ったボッシュ、サイズとアウトサイドショットを併せ持ったバルニャーニを擁した当時のラプターズは、今のNBAチームを圧倒することができるという。
ウェストは当時のラプターズについて次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
バルニャーニとボッシュがトロントにいた時になぜうまくいかなかったかというと、NBAが僕たちに彼らを滅多打ちにさせたからだ。
僕たちはバルニャーニを打ち負かしたし、ボッシュにボディを食らわせた。
今だったら、ボッシュとバルニャーニはNBAを打ち負かすだろう。
彼らをディフェンスするのは不可能に近い。
真剣に言っているよ。
バルニャーニが成功できなかった唯一の理由は、レフェリーが僕のような選手たちに彼らを滅多打ちにさせたことだ。
今日のゲームにおいて、バルニャーニは相手を圧倒するだろう。
なぜなら、彼は(レフェリーに)守られるだろうからね。
彼は3Pを狙うだろうが、相手は彼に遅いかかることができない。
僕たちの時代は両手で掴むことができた。
彼らはタフだった。
当時のNBAは違っていたんだ。
ウェストによると、今のNBAでは3Pシューターが優遇される傾向にあるという。
バルニャーニはNBAで結果を残すことができず、ブルックリン・ネッツに所属した2015-16シーズンを最後にNBAを離れることになった。
高い精度のアウトサイドショットを持っていたバルニャーニは、今のNBAの先駆け的な存在と言っても過言ではないかもしれない。
なお、2006-07シーズンと2007-08シーズンのバルニャーニとボッシュのスタッツは以下の通りとなっている。
– | A・バルニャーニ | C・ボッシュ |
---|---|---|
出場試合数 | 143 | 136 |
平均出場時間 | 24.4 | 37.4 |
平均得点 | 10.8 | 22.5 |
平均リバウンド | 3.8 | 9.7 |
平均アシスト | 1.0 | 2.5 |
平均スティール | 0.4 | 0.8 |
平均ブロックショット | 0.6 | 1.2 |
平均ターンオーバー | 1.4 | 2.4 |
FG成功率 | 40.5% | 49.5% |
3P成功率 | 35.9% | 36.7% |
フリースロー成功率 | 83.3% | 81.4% |
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