クライド・ドレクスラーがトレードを要求した理由は「ブレイザーズが再建し始めたから」
NBA屈指のダンカーだったクライド・ドレクスラーは、キャリアの大半をポートランド・トレイルブレイザーズの一員として過ごした。
だが、ブレイザーズでのキャリア終盤は怪我に苦しめられ、1994-95シーズン中のトレードでヒューストン・ロケッツへ移籍。
ドレクスラー自らトレードを画策したことに多くのブレイザーズファンは驚いたが、ドレクスラーによると、チームがロスターを再構築し始めたためにトレードを要求したという。
ドレクスラーは当時のトレード要求について次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
私がポートランドを去った唯一の理由は、彼らが再建し始めたことだ。
素晴らしいシーズンを何年も送った後、私が膝を怪我したから、彼らは早く諦めてしまったのさ。
彼らは(センターの)ケビン・ダックワースを手放した。
私は「ちょっと待ってくれ。センターがいなくなってしまうぞ」という感じだったよ。
すると彼らはこう言い始めたんだ。
「我々は再建しなければならない。ベテランの選手たちがプレイできるうちにトレードで放出しなければならない。彼らと引き換えに何かを得ることができるだろう」とね。
だから私はヒューストンへのトレードを指揮した。
だが、もし彼らが再建に動かなければ、僕はポートランドでキャリアを終えていただろう。
トレードでロケッツに移籍した当時のドレクスラーは、まだ32歳。
怪我はあったものの、まだまだNBAでプレイできると感じていたという。
ロケッツ移籍後にオールスターに返り咲き、ロケッツの一員としてNBAキャリアを終えたドレクスラー。
今のブレイザーズにはデイミアン・リラードという絶対的なエースがいるが、リラードがドレクスラーと同じ状況にならないことを祈りたい。
なお、ドレクスラーのNBAキャリアスタッツは以下の通りとなっている。
– | NBAキャリアスタッツ |
---|---|
出場試合数 | 1086 |
平均出場時間 | 34.6 |
平均得点 | 20.4 |
平均リバウンド | 6.1 |
平均アシスト | 5.6 |
平均スティール | 2.0 |
平均ターンオーバー | 2.7 |
FG成功率 | 47.2% |
3P成功率 | 31.8% |
フリースロー成功率 | 78.8% |
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